AV女優なつみちゃん
『コスコス☆コスプレ!』
夏のおもいでの巻

なつみ:『覚えてる? ・・・今日って、約束の日なんだよ』

そう言われて、ぼくは思い出した。ぼくが引っ越す時に、夏祭りにいっしょに行こうねって約束したのを。

みやの:『ごめん・・・去年も、おととしも、ずっとこれなくって』

胸に抱かれたまま、ぼくは素直に謝った。

なつみ:『さみしかったんだぞぉ、一番のトモダチがいなくって』
みやの:『うん・・・』

そういえば、あの日もこうやって、抱かれていたような気がする。−−−そうだ、もう一つ約束したんだっけ。

みやの:『あのね、なつ姉。・・・やくそく、もう一つ』
なつみ:『・・・覚えててくれたんだ。うれしいな☆』
みやの:『でもさ、あの、なつ姉』

するりと帯が解かれる−−−
『コスコス☆コスプレ!』
みやの:『え、えと・・・』

はだけた浴衣から、ほんのり上気した肌が見える。

なつみ:『みや坊、私のこと、好き?』
みやの:『うん・・・、、だよ』

声が小さくなって、言えなかった。これから何をするのか、ホントはオトナになってからすることだって知ってるけど、でも、なつ姉を見てると−−−

なつみ:『・・・じゃ、いいじゃない。ね?』
みやの:『・・・でも』
なつみ:『昔もね・・・からかってたんじゃ、ないんだよ』
みやの:『・・・!』
なつみ:『ずっと好きだったんだもの。・・・おかしい?』
みやの:『ううん』

−−−なつ姉の心臓の音が、とくん、とくんと聞こえてくる。自分の音も一緒に、すこしだけ、早い音で。

なつみ:『じゃあ・・・お願い、してもいい?』
みやの:『・・・うん』
なつみ:『・・・きて』

ぼくは頷いて、なつ姉の身体をそっと抱きしめた。

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